フランキー、セネイセスになる
16日ボカ・ジュニオルス対べレス・サルスフィエルド戦を念願のラ・ボンボネーラで
観戦したランフランコ・デットーリ騎手。その様子は如何なるものだったのか。
Turf Diario の記事(PDF)からその一部をご紹介(写真必見)。
デットーリは同じく招待されたパナマのラフィット・ピンカイ・Jrとともに
特別室でこの試合を観戦したが、両者の振る舞いは実に対照的だった。
椅子に腰掛け大人しく観戦するピンカイに対して、デットーリは興奮しては
立ち上がり、精一杯の大声でボカを応援し続けた。
フランキーはユベントスとアーセナルのファンとして広く知られているが、
実はボカのファンでもあり、本拠であるラ・ボンボネーラで試合観戦することを
長年夢見ていたという。
「信じられない。。ほら見て、鳥肌立ってるよ。最高の雰囲気だね。
この熱狂ぶりはまるでイタリア。全くいかれたサポーター達だよ。
イングランドの試合は時に静寂に包まれるからね。バレエの舞台みたいに。」
試合が始まった。
「ダレ・ボー!ダレ・ボー!」
早速チャントを叫ぶフランキー。
リケルメがミスでボールを失った。
大きなジェスチャーで失望を表す。
「カモン、プトウ」
周囲は爆笑。
べレスが先制のゴール。
「オーノー。。マークおかしかっただろ。フリーにしやがった。
カモン、カモン、まだ時間は十分あるって。」
「俺が見に来てるんだから、負けるはずが無い。」
後半が始まるやべレスが追加点
フランキーはロンドンにも聞こえんばかりの大声をあげてしまう。
しかし気を取り直し、
「まだまだいける、勝てる、勝てるぞ。ダレ・ボー!ダレ・ボー!」
試合も山場に差し掛かり、スコアは3対1、べレスの勝利濃厚だ。
フランキーは落胆の表情を浮かべ、アームチェアーに腰を落とした。
と、ここでパラシオスがゴールを決め3対2となった。
「5分ある、まだ5分ある。やれる、ひっくり返せる!」
しかしそのまま試合は終了。ボカは敗れてしまった。
「敗因はディフェンスが悪かったこと。そしてビッグプレイヤー達が
良い出来じゃなかったこと。べレスはラッキーだったよね。
来年、チャンピオンのボカを見るためにまたここに戻ってくるよ。」
「最高にエキサイティングな経験だったね。忘れられないよ。
もうボカのNo.1ファンになっちゃったからね。」
そう語りスタジアムを後にするフランキー・デットーリ。
瞳にはうっすらと涙、そして後姿に見えた「セネイセス」の特注Tシャツには
彼自身の名前とラッキーナンバーの「7」。
そこにあるのは「世界最高の騎手」ではなく、ただただ「熱狂的なサッカーファン」の姿だった。
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